7月オールラウンド例会沢登り 耳川うつろ谷

 

 

      

 

【日程】    2026年 7月12日(日)

【メンバー】  T本(L・配車)S口(SL) M成 T岡 S藤(記録)5名

【行程】    8:00赤坂山登山口P遡行スタート~13:00赤坂山稜線 昼食13:40~13:55赤坂山山頂(標高824m)14:00~15:00赤坂山登山口P

 

行動時間7H 距離5.3㎞

 

 

 

 

 

 福井県美浜町耳川水系にあるうつろ谷は沢登りでいうところの沢1級~2級レベルで、決して初心者向けではなく、経験者の引率が必要な沢だとされている。次々と現れる変化に富んだ滝をシャワークライムしながら登り詰めていくと、明王の禿ー赤坂山の稜線に出るという人気の沢だ。が、この日は登山口駐車場には、終日私たちの車1台だけであった。

 さて今日は女子のみの5人チームだ。出発時に、リーダーは地図とコンパスを出し、「130度の方向で行きます。標高600m地点での沢の分岐では左へ進みます。」と2つの指示を出す。そして終日道迷いすることは無かった。

 

 駐車場から少し歩いて堰堤を過ぎ、ミント系の雑草を踏みながら入渓し、浅い穏やかな流れの中を進んでいった。

 さて最初に現れる10mの滝と中盤の15mの滝は特に険しすぎるので、この連瀑帯は巻かざるを得ない。その巻き道も斜度がある上に地盤も緩く、距離もあり、なかなかハードだった。また巻いている最中に先の3人と後続2人が離れてしまうことがあったが、声を出し、笛を吹いて、所在を知らせるなどの合図を出し、つつがなく合流した。

 うつろ谷の遡行図には単純に数えるだけで30以上もの小滝大滝が記されている。実際にはもっと多いだろう。そのうちの4つの滝は、直登するのがかなり難しかったので、リーダーのロープのお世話になった。

 リーダーはトップを行き、ロープを担いで(ザックに入れて)足元の危ういところを登攀し、滝の上部で自らをセルフビレイし、バックアップを取ってロープを投下、後続者を上げていく。そうした登攀と一連のロープ操作が確実にできるスキルが沢登りにおいては最も重要なのだ。この度は、それができるのはリーダーだけであった。リーダーがトップを登る時は、彼女の一挙手一投足を見て、滝の上からの水の流れが多いところ~水圧のかかるところをどうやり過ごせばいいかを頭の中でシュミレーションすることに努めた。そして滝の上まで登りついた者は、リーダーの手繰るロープが絡まったりすることのないように協力した。そして皆、身を危険に晒すことなく安心して滝を登ることができたのだった。

 一つまた一つと手強い滝を攻略していくピリピリドキドキした時間の合間には、開けた美しいナメや段状になった滝の幾筋もの水の流れにうっとりした。薄紫の山紫陽花がシダや苔の濃い緑色と相まって渓谷美を引き立てている。さらに、置物か?と見紛うようなでっかいカエルが岩の上に鎮座しているのにも出くわし、面白い。

 そして12時半過ぎ滝沢もだんだんと幅が狭まり終わりとなる。滝の遡行を終えて、明王の禿ー赤坂山の稜線へ登りついたのは13時頃だった。朝は曇っていた空は晴れていて、気持ちよくからっとした稜線で、40分の昼休憩をとる。その後、赤坂山山頂目指して歩いた時に初めて一般登山者と出会い、なぜかホッとする。

 登りついた赤坂山(標高823m)山頂からは360度のパノラマ展望ができた。とりわけ白く輝く若狭湾が印象的だった。

 パノラマビューを楽しんで14時に山頂を後にする。下山道には夏椿(白い椿)が群生していたり、ホップの木があったりと珍しい花木に目を和ませる。そして下ること1時間、15時に赤坂山登山口Pに無事に到着した。

 中身の濃い沢登りに女子チームは熱烈奮闘した。リーダー、皆様、お疲れ様でした。私自身、沢山沢山お世話になりました。胸いっぱい感謝です。(記録:S藤)



【感想】

 2年ぶりのうつろ谷でした。滝が多くて、綺麗な滑床を歩く面白い沢でまた行きたいと思い、計画しました。 下見してルート確認出来ないままの実施となってしまい、思いの外滝は多く高巻きもスリリングで、簡単では無かったと途中申し訳ない気持ちになりました。 でも、女子5人、足前の強い方ばかりでチームワークも良く数々の難を突破出来ました。 最強女子チームに下山完了した時は感想感激でした。 ありがとうございました。 (T本

 

 行ったことのない沢で、ドキドキワクワクして出発した。女性だけのグループで行くのも、赤坂山を福井県側から登り降りするのも初めてだ。

 手強い滝は、巻いて進んだが、この高巻きもなかなか登りごたえ十分。気を抜いたら谷まで落ちる。登れそうな滝はリーダーがロープを出してくれた。普段と比べて水量どうなのか分からないが、勢いある水が容赦なくヘルメットや顔を打ち付けてくるので、怯みそうになる。段差のある岩が小柄なメンバーに立ちはだかって体力を奪う場面もあったが、仲間の協力で乗り越えられた。シャワー直登の後も美しいナメ滝がたくさん現れて、変化に富んだコースを堪能出来た。

 訓練を積んでロープワークが出来るメンバーがリーダーだけなので、負担をかけたと思う。楽しむことだけではなく、少しはみんなを助けられる山岳者にならんとなあと感じた。

  こんなに素晴らしいコースなのに沢では他グループに出会わず、貸し切り。それをいいことに、下山後空の下で堂々と全着替えできて開放感に浸っていたのは私だけかな。

リーダー、同行のメンバー、みんな強くてブラボ〜!感謝の気持ちでいっぱいです。(S口) 

 

 ひとつとして同じ形のないバリエーションに富んだ小滝が次々とアトラクションのように現れる、沢初めにはぴったりのコースだった。沢までのアプローチも駐車場から数秒、赤坂山のピークを踏んでからの下山も道が良く、沢練習に便利だと思った。ただ、引き返すことができない為、滝の多さからも中級者以上が好ましい。複数立ちはだかる大滝には無理せず高巻きしたが、急斜面の獣道をずり落ちながら進んだので、これが結構きつかった。冷え切った身体を暑さで少し回復させることはできたかな。ロープワークが練習できたらよかったが、皆そんな余裕なく、リーダーが率先してロープを出して漏れなく安全に沢を登り切ることができた。ありがとうございました!(M成)

 

 今回の沢は、たまたま女子のみの5人となり、登山口に向かう。駐車場から直ぐに沢で森の雰囲気も良く

水量もそこそこ。進むにつれ水量が増し迫力満点で滝も次から次に出てきて飽きることがなく、1つ1つクリアするのに必死。

 この日は小分けして持ってきた行動食を車中に忘れる。途中の休憩でも水分補給のみになったけど、お腹がすいてる感じは無かった。

 下山は登山道を歩けて快適に下り、山と沢の両方を楽しめた最高の沢山行となりました。登山口往復の長い時間の運転をして下さったリーダー及びメンバーで一致団結し、怪我無く無事に下山でき、充実感いっぱいで帰宅し、余韻に浸っております。お疲れ様でした。(T岡)