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5月オールラウンド部例会山行 大普賢岳・和佐又山

【実施日】2026年5月17日(日) 快晴

【参加者】Ts本・K藤・Hま・M成

【コースデータ】距離8㎞ 登り950m/下り950m 6時間 

【コースタイム】

 8:50和佐又HUTTE手前無料駐車場-9:00和佐又HUTTE-9:20和佐又山のコル-9:55シタンの窟-10:10笙ノ窟-10:27日本岳-10:40石ノ鼻-10:45小普賢岳-11:35大普賢岳(昼休憩)12:15-13:00日本岳-13:15笙ノ窟-14:10和佐又山-14:45和佐又HUTTE-無料駐車場15:00

※往路:瀬田駅AM5:50集合~和佐又駐車場8:40着

 

 大普賢岳(標高1,780m)は、奈良県大峰山系の修験道行場として知られており、冬場に千日籠り修行が行われていたとされる笙ノ窟を代表に複数の窟を超えて、険しい岩場に架けられた梯子を登り山頂へ向かうことになる。

滋賀県からは片道車で3時間と少し遠いが、登りはじめは穏やかで明るい森林歩き、窟を過ぎると山深くなり岩場梯子が連続するというバラエティ豊かな行程で登りごたえあり、行く価値はあると思う。今回は日帰りピストンだったが、国見岳・七曜岳・無双洞周回コース、山上ヶ岳または八経ヶ岳までの大峰奥駈道(世界文化遺産)を縦走するコース、と泊りで歩きたいルートも豊富だ。

 

当日は快晴、気温は25度に満たない風の通る爽やかな山行となった。

整備された森林を過ぎると、突然巨大な岩窟が目前に聳え立つ。笙ノ窟は樹齢500年の自然林に囲まれた行場で、かつて平安時代中期にこの場で修業し命果てた日蔵上人が残した歌が石碑に刻まれていた。歌後半の「涙の雨のふらぬ日ぞなき」は、つらい修行の苦しみではなく、仏の心に通じる気がして感涙の落ちない日はない、というポジティブな気持ちを表した内容だった。この先の岩場梯子に向かう我々を鼓舞して頂いている?のかもしれない。

因みに、日蔵上人は地獄から蘇生したりこの場で鬼と出会ったり、という説話が残る面白い人物。気になる方は「北野天神縁起絵巻」を調べてみてください。

 

窟を過ぎると連続梯子が始まり、一気に高度を上げる急登が続く。鉄梯子はとても頑丈に設置されており、ぐらつくことはなかったが、一部足場の角度が一定でなく、体重を預けるのに不安定な個所もあったため、急がず先行者との距離を空けて慎重に足を運んだ。梯子がないとこの険しい岩場は登れない。途中、石ノ鼻という見晴らし岩があり、梯子を超えてきたご褒美の眺望に出会える。帰りに立ち寄る和佐又山、奥に大台ケ原が見えた。

小普賢岳の看板を過ぎた後、せっかく上げた高度を25m程下る行程があり、その後また長い梯子を登り返し大普賢山頂へ向かう。

予定より10分早く正午前に山頂へ着くと、我々と神戸から来たという男性2人組だけで、広くはない山頂の特等席に落ち着いて大峰山系の景色を一望しながら昼休憩を取ることができた。雲はなく、稲村ヶ岳から女人禁制の山上ヶ岳の稜線、八経ヶ岳・弥山まで見渡すことができた。

 

休憩後発つ頃に、十数名のパーティ(行者小屋泊らしい)が山頂へ到着し、他モンベルツアーの方々も後へ続いて登って来られた。

我々は来た道を戻る。往路は通り過ぎた日本岳のピークを試しに見に登ろうと試みるも、結構本気のクライミングになりそうだったので引き返した。

曾孫普賢岳、日本岳、小普賢岳、と今回ピークは踏まず看板横を通り過ぎる行程としたが、それぞれピークハントする場合は下調べが必要だと改めて思った。

 

復路は爽やかな風を受けて気持ち良く降りて行った。和佐又山のコルまで戻り、そこから和佐又山(標高1,344m)山頂へ再度100mほど穏やかな斜面を登った。和佐又山山頂は、また雰囲気が変わり、滋賀県多賀町の霊仙山に少し似ていると思った。この山頂からは、手前から奥にかけて曾孫普賢岳、日本岳、小普賢岳、大普賢岳と連なっている様がよく見えて、今日我々が辿った道を振り返ることができてよかった。

 

下山後、周辺にたくさん点在する温泉の中から、以前から気になっていた入之波(しおのは)温泉の山鳩湯という秘湯へ立ち寄って頂き、ダム湖と渓谷の景観、源泉かけ流しの温泉を堪能できて大満足の山行となった。小さいながらも人気のようで、車は路駐にあふれていたが、ラッキーにも滑り込み駐車、入浴でき、ご参加頂いたメンバーの日頃の行いにも感謝!ありがとうございました。 M成