個人山行 八ヶ岳 大同心→硫黄岳

 

 

 

【日 程】 2025年10月12日 (日) ~13日 (月)

【参加者】 K口(L、記録)、 S口、 K山、N西、M代 

【行 程】  ◎1日目7:30 赤岳山荘駐車場 → 7:36 美濃戸登山口 → 9:20 赤岳鉱泉テント場(テント設営)→ 12:20大同心  →

      13:05台座の頭 → 13:50硫黄岳 → 14:20 赤岩ノ頭 → 15:15 赤岳鉱泉テント場 ☆彡

       ◎2日目7:15赤岳鉱泉テント場 → 8:10行者小屋 → 10:10美濃戸登山口 → 10:20赤岳山荘駐車場

 

 

 

【報告&感想】 

・台風22号、23号に翻弄され直前まで悩みました。良い方向に振れると言う天気予報を信じて決行。八ヶ岳・大同心のクライミングは情報が多数出て来ますが、バリーエーションのルートはほぼ無し。行った事にある所に連れて行くのと違い全員初ルート。私自身も緊張。何せメンバーを怪我させる訳には行かない。
 ガスっていて高度感も半減だが、周りの状況から間違い無く落ちたら死ねる所が続く。ロープの準備をM代さんにお願いしていたが、皆達者で難なくクリア。むしろ稜線に上がってかららの風が凄い。所々風速20m以上あるだろう。下手したら低体温症になるぞ。
 辛い修行も樹林帯に入ると風は無くなり辛くも?楽しい?山行を終える事が出来ました。またご一緒出来ると良いですね。(K口)

 

・南八ヶ岳「大同心」を調べると脆い岩に気を付けながらハング気味の岩壁を5ピッチで登る!とかクライミングの情報ばかり出てくる。少しかじったくらいの私には無理だとゾワゾワしていたら、リーダーは行けるコースを考えていてくれた。

 赤岳鉱泉から見上げる大同心は確かに僧侶が手を合わせている姿に見える。テントを設営したら僧侶を目指して登り始める。踏み跡はあるが激登りのバリエーションルートだ。だんだん足の筋肉が悲鳴を上げ始めるのをなだめながら登る。木々が無くなった辺りから

その姿が見えだす。隣の小同心と共にガスの合間に見えた大同心は、想像以上に大きく実に威厳があった。もう来ることができないかもと心に焼き付ける。横岳の稜線へ出るルートも横風殴る硫黄岳も視界が悪いなりに楽しめた。リーダーを始め同行の元気なメンバーの活気が力になりました。感謝!

80万年~25万年前に噴火を繰り返して今のような多くの山々が連なる八ヶ岳となったらしいが、気の遠くなるような悠久の流れの中で、自分の憂いなど取るに足らないことだと気付かせられる。何回目かの八ヶ岳だったが、来るたび違う顔を見せる魅力にROCK-ON。

またきっと行くよ~!(S口)

 

・大同心を見ながらの登山。いつかあの壁に登れたらと未来への期待が高まりました。強風とガスと寒さの登山後は隊長のアヒージョでお腹も気持ちも満たされたし、6テンでみんなで寝るテント泊も初めて。ガスで景色はちょっと残念だったけどとにかく楽しい山行でした。連れてってくれたみんなに感謝です♡(K山)

 

・八ヶ岳大同心を検索するとクライミングの記録ばかりが出てくる。でも、今回はクライミングではなく、ルンゼを歩くバリエーションルートとのことで参加させてもらった。それでも、持ち物にハーネスが記載されていたので、一体どんなルートなのだろうと一抹の不安もあった。

 台風の影響で、天気予報では新潟も石川も雨予報で、当然中止されるものと思っていたが、長野県赤岳の天気を見ると晴れの予報。“てんくら”でもA指数。晴れてほしいと願いながら出発。午前6時30分、赤岳山荘駐車場に駐車することができた。紅葉真っ只中の3連だが、台風の影響を懸念した方もいるのだろう、普段よりハイカーは少ない。50mロープと、6人用テント、夕食準備をもっていざ出発。北沢ルートで赤岳鉱泉へ向かう。渓流と少し色づき始めた樹々と、コケの景観がとても美しい。赤岳鉱泉までもハイキングでも十分に楽しむことできる。2時間ほど歩いて赤岳鉱泉に到着。不安定な天気だが、テントも多く設置されていた。テント設営し、荷物をデポして出発。大同心と小同心が2つ並んでどーんと聳え立っている。今から登る大同心のルートが想像できないので、こんなに聳え立っている山を登るのかと思ったら、少しびびってしまった。

 赤岳鉱泉登山口から歩いてすぐのところに、硫黄岳と大同心沢の分岐がある。一般登山道ではない大同心沢だが、踏み跡は十分にあり、ルートに迷うことはない。足場もそんなによくはなく、大きな段差もあったりするが、整備されていない登山道を、木を支えにして登っていく感覚が好きなので楽しい。急な登り坂でどんどん高度を上げていく。ただ、残念ながらガスで展望はまったくない。時折ガスが抜けて、周りの山々の紅葉を楽しむことができた。大同心の取付きに出ると、風がきつく、視界も更に悪くなった。大同心をクライミングしている人もよく見える。今日もメンバーの何人かは、近いうちに大同心クライミングを楽しむのだろ。ここでハーネスを装着した。足元に注意しながら歩き進める。ガスで下が見えないが、ガスがなかったら、かなり高度感を感じる場所だろう。降ちると確実に死ぬところだ。ルンゼも岩に慣れている人はロープなしでも登れるが、安全を考慮してスリングを使った。

 ルンゼを超えると、ここからは強風との戦いであった。顔に吹き付ける強風は痛く、稜線では強風で体がもっていかれそうになるのを必死で耐えながら歩き進んだ。残念ながら硫黄岳の爆裂火口は見ることができなかったが、強風の中、八ヶ岳を歩くという貴重な経験ができた。

 15時過ぎに赤岳鉱泉登山口に下山した。夕食はシーフードミックス、しめじ、ウインナー、ブロッコリーの具材たっぷりの、リーダーお手製のアヒージョとフランスパンで乾杯!とっても美味しかったです。普段のテント泊ではなかなか食べられない御馳走でした。下山が南ルートで、“もののけ姫”の世界を楽しみながら歩くことができました。久しぶりのテント泊で、いろんな話ができて、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。(N西)

 

・美濃戸から赤岳鉱泉のキャンプ場までのオフロードを贅沢にも車でアプローチし、テント設営してから大同心さま&小同心さまに向かいました。八ヶ岳は苔の緑が美しい山域で、水も豊かなイメージでしたが大同心ルートの分岐を右に上がっていくと火山岩の一種である安山岩のごつごつ感が増します。

 大同心の核心部は皆さんの感想どおりです。クライミングするよりはラクだよな…と自分に言い聞かせ、急登バリエーションルートを遡上。稜線での暴風訓練にも耐えて、硫黄岳へ。すんごい岩山を登った達成感と、もしもクライミングが出来たなら…と妄想を一杯抱えて下山。赤岳鉱泉のお外のテーブルで、隊長作アヒージョを堪能。疲れが吹き飛ぶ美味しさで、鍋のオリーブオイルは山に流せないため、フランスパンに染み込ませて呑み尽くしました。翌日は皆ツルツルお肌で南沢経由→美濃戸登山口へ戻りました。連休中の冒険は無事幕を閉じて、後ろ髪引かれる想いで帰路につきました。岩山トレーニングにご一緒させていただき、本当にありがとうございました!!(M代)