【報告】 この計画は数年前からしていましたが、中々行く勇気が出ずに今日に至りました。
なぜかって?滝洞谷・沢登りをネットで調べると沢と言いながら水が流れていない、それでも釜には所々水が溜り、その水も淀み悪臭を放ち、カエルの死骸や鳥の死骸が浮いている等。その釜を腰まで浸かり滝に取り付くとか、鹿やイノシシの死骸が有るって情報で行く気になれますか?(当日も滑落して間もないであろう大人の鹿が死んでいました)
ようやく心身共に整いまして、尚且つ梅雨入りで岩が濡れる前に踏破だ!と言う事で行ってきました。ここは岩のフリクションが命との事で岩が濡れてない時期を狙ったつもりですが、岩はほぼ濡れ、しかもヌルヌルで大変苦労しました(行く時期間違った?)
鈴鹿一難しいと言われる沢の苦労話聞いてください(笑)
滝洞谷のスタート(駐車場)は墓地からと言うのっけから不安にさせられるシチュエーション。スタートし堰堤を超えて行くと人面岩がお出迎え。本当にこちらを見ている様で怖い。ここは右岸を巻き懸垂下降で復帰するパターンが多いそうですが、私らは幸いにも釜に溜水が無くフリーでクリア。その後もフリーで抜けて行くと最初の核心へ到着。ちなみにこの沢は核心が最低4ヵ所有ります。
最初の核心は洞窟ゴルジュで、ここは左上に走るクラック沿いにカム・ハーケンを設置しあぶみを掛けながらトラバースします。落ちたら大怪我です。
カムや残置のくたびれたハーケンにあぶみを掛け全体重をかける勇気を試されて辛くもクリア。その後もどうやって登る?という岩場をあぶみや気合で?クリアしつつ進むと第二の核心井戸底ゴルジュ・下部へ。実はここへ着く頃には腕がパンプ気味
取り付き始めは手掛かり足掛かりが有るのですが、上に行くにつれて無くなります。ハーケン・カム・ナッツを使い+αステミングを駆使するのですが、岩がヌルヌルで足で踏ん張れない感じです。少しでもフリクションが効くポイントを探し背中と足裏
でL型状態で踏ん張り腕を休め休め何とか抜けました。
次は井戸底ゴルジュ・上部。ネット情報ではそうでも無さそうでしたが、あぶみで一段乗り込んでから次の乗り込みまで大変な思いをしました。達者な人達はバランスを取ながら行くのでしょうが、濡れ濡れの岩では私達には無理でハーケンを打ち込みながら登りました。
しかしどうしてもハーケンが決まらず最終的にハーケン2枚重ねで打ち込みあぶみを掛けびびりながら全体重をかけ乗り込んで上部カンテ沿いに進む事が出来ました。
カンテの側面にくたびれた残置ハーケンが有りそれにクイックドローをクリップ、プロテクションをとり滝の落ち口へ。そこからが手足を置くところが乏しくヌルヌルの岩場の少しでもフリクションが効く所へ恐る恐る体重をかけ反対側へトラバース。ここが一番しびれましたね。なにせプロテクションが取れずランアウト気味になるので滑って落ちるとくたびれたハーケンも抜けまあまあ墜落すると思うので。
最後の核心は迷路ゴルジュ。ここは今までの核心に比べればそうでも無いのですが、下部の苔むした所は手足を置く所が有るので良いとして、その先が手足を置く所が乏しく相も変わらずのヌルヌルなので、のっこすポイントで苦労させられました。
ロープを出しましたがプロテクションを取る所がほぼ無いので、集中して丁寧に手足を運ぶかがポイントでした。直後の滑り台ゴルジュは足をめい一杯開いてステミングで突破するのがセオリーですが、最後の最後までヌルヌルで一部突破出来ずハーケンを打ち込み抜けました。最後の核心を抜けると悪臭漂う釜を腰まで浸かって抜けないと行けないポイントですが、幸いにも奇麗でした。道中雪渓が残っていた位なので水は冷たく5分も入って居られませんでしたが、先に突破していたY岡さんに引っ張り上げてもらいました。
これにて滝洞滝踏破!!脱渓してからも中々大変な思いをしましたが付き合ってくれたY岡さんに感謝
二人の感想→もう二度と行きたくない(でも次はもっと楽に行けるな)(記 K口)
※ステミング… 壁を両足で突っ張る
※プロテクション… 万が一自分が落ちた時にそこを支点にロープにぶら下がれるようにする安全技術
※ランアウト… 最後のプロテクションから大分離れて大墜落が予測される状態








